荒川の水切り遊び - トピック返信
22. 子役さんとの出会い
【返信元】 21. 初めてのテレビ出演
2014年08月16日 07:13
 次の番組は、子役のタレントさんが相手です。小学1年の女の子Eちゃん、3年生のS君、4年生のK君です。その子どもたちが水切り遊びに挑戦するためのコーチ役です。この3人とは番組を通じて約2年間のおつきあいになりました。
Eちゃんは、小学一年の女の子。自由で、いやなことは「イヤ」と言います。わからないことは「ワカンナイ」と言います。自己表現が豊かで、見事に泣きます。笑います。本番に強いです。
 Sくんは小学二年の男の子。真面目で、私が石を渡すたびに「ありがとうございます」と言います。本心を上手に隠します。みんなに調子を合わせてくれます。ときどきものすごく嬉しそうに笑います、
 Kくんは小学三年の男の子。感性が豊かで感情をオーバーに表現します。なんでも器用にこなし、執着心がありません。上手に甘えます。いつも楽しく遊びます。やたら元気に走り回ります。
 初めて会ったのは神奈川県の道志川、番組のロケでした。3人が水切り遊びをしているところに私がスタッフのふりをしてもぐりこみ、横からいきなりたくさんの波紋を出して驚かすという設定です。
 狙い通り、子どもたちは「スッゲー、誰が投げたんだ」かなりオーバーアクションで喜びます。その笑顔のかわいいこと。「おじちゃんが投げたんだ~」私は全身笑顔で登場です。カメラがあることなんか忘れてしまいました。子役タレントですからもともと感性が豊かだとは思いますが、水切り遊びだからこその共感もあります。水切り一発で完全に仲良しです。水切り遊びはコミニュケーシュンツールとして優れています。
 私の役目は、一番年下の女の子、Eちゃんを勝たせて視聴者を驚かすことです。ディレクターさんの指示でしたが、無理そうです。投げることになれていません。物をうまく投げることはとても複雑な運動です。また、教えないで気付かせて欲しいとも言われていました。難しい注文ですが、考えてみれば当然の要求です。
 次の練習は地元の荒川です。駅で待ち合わせ、私を見つけると「おじちゃーん」と呼びながら走ってきます。投げる石は私が何日もかけて集めます。良い石を用意することが短期間で上達させる一番の方法です。良い石を良い水面でを投げることで、子どもたちの気付きが早まります。教えるだけでは上達しませんし、楽しくもありません。
 子どもたちの練習は一日中続きますから飽きてきます。うまくできないとやる気もなくなります。楽しく遊ばせるには工夫が必要です。他の遊びもしながら、やる気になった時が勝負です。次々に石を渡し、連続して投げます。飽きてきたら、最高の良い石を渡して緊張感を持たせます。特にEちゃんは一年生ですから大変です。他の子よりうまくできないので「もうやらない」とふてくされてしまいます。しまいにはたくさんの石を両手でかかえて投げ込みます。「スゲ~新しい水切り遊びだね」なかなか大変です。
 二年のS君は、真面目ですから最も良く練習します。自分から助言を求めます。よく言うことを聞きますからすぐに上手になりました。でも真面目すぎるので投げ方も意識的で無理があります。投げ過ぎにも注意が必要です。アドバイスが難しいです。
 三年のK君は投げるのが得意です。あまり考えず、感性でコツをつかみます。お手本を見せ、ときどき良い所を誉めるだけで充分です。運動神経も勘も良いのでほっておいても知らないうちに上達するタイプです。
 Eちゃんは投げるのが不得意です。膝付きのフォームでないとジャンプさせられないのに、男の子と同じに立って投げたがります。膝付きの方がかわいいと説得しました。
 最後は3人で水切りの勝負をする設定です。テレビですから勝負にして視聴者の興味をそそり、Eちゃん優勝の意外性で終わりたいと考えるのは当然でしょう。
 勝負の日は絶好の水切り日和。K君の「きんちょうするな~」の一言から始まります。3回投げて一番数多くジャンプした子が優勝です。みんな元気に勝負を楽しみます。
 結果は、K君(5回、2回、7回)S君(7回、11回、2回)Eちゃん(3回、1回、5回)でした。子どもたちは、どこまで番組を意識しているのかわかりませんが、子どものくせにスタッフが望むだろうと思われる理想的な表情、歓声、アクションを見せてくれます。11回のジャンプで優勝したSくんは「スゲー」と青空のような笑顔です。
 水切りで子どもたちがこれほどの表情を見せてくれるとは思いませんでした。中でもK君は見事です。子どもらしいかわいい動き、言葉、表情を抜群のタイミングで見せてくれます。子どもと言えどもさすがタレントです。私は55年も生きているのにまねもできません。K君の言葉です。「おじちゃん少しオーバーにやればいいんだよ」これは素晴らしいアドバイスです。自然に無邪気にやればいいということです。それなら私にもできるかも知れません。うひょひょ 続く…

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1. 水切り遊びのまとめ - 14/07/27 12:10 (おじちゃん) 映画