荒川の水切り遊び - トピック返信
34. 水辺の利用について
【返信元】 33. 水切り遊びの注意点
2014年08月28日 06:45
 熊谷市内の広大な荒川河川敷は、50年程前は綺麗な石の河原でした。水も奇麗で、夏の荒川大橋の近くには、海水浴場のようなギャル集団の水着姿もありました。釣り場として魚影も濃く、種類も多く、子どもでもビクにいっぱいの釣果があったものです。釣った魚を母に誉められ、それは食卓に上りました。本当に豊かな川だったのです。
 また、荒川から網の目のように広がった用水には、様々な水性生物が生息し、私たちの生活に潤いを与えていました。春にはメダカ、夏にはホタル、カエルの大合唱。秋にはドジョウなど、川には季節感があり、生活に密着していました。子どもたちは川の体験を通し、自然について様々なことを学びました。
 支流は、高度成長時代から三面護岸となり、ただの水路になってゆきました。水質は悪化、生物も減少、川から子どもの姿が消え、いつしか身近な川が危険な構造になり、柵が作られ、川遊びは危いからやめましょうという看板が増えてゆきました。近年、コクチバスやブルーギルなど外来魚が持ち込まれて繁殖、在来種が餌食となり、危機的な状況で減少しています。個々の都合で川は知らないうちに変わってしまいます。
 また、荒川河川敷には、外来のシナダレスズメガヤという植物が増え、その深い根が砂利を固定し、そこに土がたまり、ススキ、アシなどが増殖、さらに土が増え、ニセアカシアや柳などの河川林が増えています。結果、水辺まで行ける道が少なくなりました。 また、熊谷市内の荒川は水辺と人を離す傾向も見られます。ゴミを捨てる人が多いことや野生動植物の保護という観点から、車が入れない場所が増えました。河原は荒れ、マムシが住み着き、立ち入り禁止の看板がさらに増えるという悪循環です。多くの川でも似たような状況はあるでしょうが、僅かな工夫を加える事で川は魅力ある空間に変われるような気がします。難しい問題もありますが、様々な取り組みも見られます。
 河川は人間にとってなくてはならない恩恵をもたらす一方、大規模な氾濫で人間の生存を脅かす存在でもありました。私の住む熊谷市には、新川村という川の恵みを上手に利用し、栄えた村がありました。荒川と向き合わなければ生活できないほど深く関わっていたようです。そこには川と上手に付き合うための多くの知恵がありました。しかし現在、身近な自然として川の価値は十分活かされているとは思えません。熊谷市の真ん中を流れる荒川の河川敷は、今では草が生い茂り、魚も少なく、魅力の少ないものになっています。身近な自然として魅力ある川にするにはどうしたら良いでしょうか。
 水資源としての価値は益々高まるでしょうが、地球全体の大きなテーマである「自然とどのように共生していくか」という課題に対する答えを見つけてゆく際、川は重要な基礎となるように思います。 続く…

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