介護の輪 - トピック返信
殿のプライバシー
【返信元】 いきいきサロン
2015年11月20日 18:27
殿が認知症になっても、私はそれを隠そうとは思いませんでした。
殿も認知症の自分を隠しませんでした。オムツの話しを殿の前で
誰かと話していても嫌な顔をしないので、殿に聞いてみたことが
あります。殿は「そりゃーいい感じはしねえよ」と言いました。
それはそうでしょうが、「今更バカは怖くねえ」とどこかで覚悟
できていたのだと思います。
殿は散歩を日課にしていました。私は、殿が休む為の椅子を持って
一緒に歩きます、近所の人も普通に接してくれました。弟の家族も
交えて7人連れで散歩することもありました。すれ違う子どもが
珍しい物を見るように眺めます。殿は目が悪いので、すれ違う人を
ジッと見ますから知り合いは殿に挨拶します。そして、親孝行だと
倅たちを誉めてくれます。殿は嬉しいようでした。同じく認知症の
お婆ちゃんとは、椅子と手押し車で並んで座り、同じ話しを何度も
楽しみます。私も調子を合わせます。そうして殿は、プライドや
プライバシーをあまり気にしないようになりました。認知が進ん
だのかも知れませんが、それだけでなく、それを自分の仕事だと
思っていた時期もありました。それが介護を楽にしてくれました。
難しい面もありますが、妙なプライドやプライバシーは捨てられれば
その方が楽なのは確かです。難しいとは思いますが、堂々と認知症を
生きられる社会であって欲しいと願います。

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