介護の輪 - トピック返信
高齢者のプライド
【返信元】 介護の理想
2016年03月13日 07:59
高齢者のプライドの問題は、とても大きな問題だと思います。
当地では20年程前までは、葬儀を家で行っていました。殿は良く近所の
葬儀委員長をしていました。母が亡くなった時は、近所の人が委員長を
しましたが、葬儀の段取りがうまくゆかず、殿に聞きいてみました。殿は、
「俺だって全て知ってるわけじゃない、その失敗を引き受けるのが
年寄りの役目だ。俺だって失敗はしてきた」と言いました。私は心から
「なるほど」と思いました。皆が良かれと思ってやることで、ほとんどの
トラブルは生まれます。殿は失敗も覚悟してお役目を引き受けていたのです。
自分のおバカを許すことが出来なければ逃げ出したくなる仕事です。
殿は、たとえ失敗しても、自分がやるべき仕事だと思っていたようです。
それが殿のプライドだったと思います。私も介護からは逃げませんでした。
殿は認知症になる前、言い訳はしませんでした。でも認知症になってから
子供のような言い訳もしました。そんな殿を粗末にはできません。
命に限らず、全ては変化し続けます。永遠の実体はないということでしょう。
あのピラミッドさえ、計算によれば2000万年で消えるそうです。
人は亡くなっても、物質としては、変化して存在し続けますが、人の中心と
思われている精神は残りません。私達は一瞬だけの存在です。
それに執着することは、苦と厄をもたらします。私はそれをあっさり納得
できます。何かを受け取る事も、想う気持も。行動も、認識も、結局は
実体ではありません。それは、恐怖にも実体はないということです。
そう思う事で、むやみに煩悩の火を燃え上がらせることなく、冷静に
今更バカは怖くねえと言えます。これは、苦しみから自由になる一つの方法
かも知れません。ケ・セラ・セラ。儚い者同士、仲良く気持良く暮らしたい
ものです。そう思えば、介護もそれほど苦しくはなりませんね。おほほ

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介護の理想 - 08/05/14 11:57 (おじちゃん) 映画